【コスモ調剤薬局】店内のお花が咲きました

コスモ調剤薬局で大切に育てている、

学名Dionaea muscipula(通称 ハエトリソウ)の花が咲きました。

独特なギザギザとした葉っぱからは想像ができないよう可愛らしい白い花が咲いています。

ハエトリソウはこの奇妙な葉っぱが魅力的な植物です。ついつい置いてあると、見入ってしまいます。
進化論で有名なダーウィンも興味を持ち、”食虫植物”という本を出版するほど研究していたそうです。

NATIONAL GEOGRAPHIC

ダーウィンは何カ月もかけて、モウセンゴケを使って実験をした。ハエを葉に落とし、粘液の付いた毛が獲物をゆっくり包んでいくのを観察した。生肉や髪の毛ほどの重さで刺激を与えるだけでも葉が反応する一方、水滴の場合は、いくら高い場所から落としてもまったく反応しないことも突き止めた。雨粒にいちいち反応するのは、モウセンゴケにとって「大きな害」になる、とダーウィンは考えた。この反応は偶然ではない。適応なのだ、と。
 その後、食虫植物の研究をほかの種にまで広げ、1875年、成果を著書『食虫植物』にまとめた。ハエトリグサの葉が閉じたときの様子を、「一時的なコップか胃袋」をつくり、獲物を溶かす酵素を分泌すると描写している。

”NATIONAL GEOGRAPHIC 2010年3月号 特集 食虫植物 魔性のわな” より引用

ハエトリソウの花言葉は、甘い蜜を出し虫を誘いこむことから「魔性の愛」だそうです。

薬局をご利用する際にはギザギザの葉っぱと、可愛らしい花のギャップを観察してもらえれば幸いです。

また葉っぱを閉じるときに、非常に多くのエネルギーを使ってしまうそうです。
イタズラに葉っぱを触わり、葉が閉じることを繰り返すと枯れてしまう原因になります。
葉っぱにむやみにお手を触れないようにご注意ください。

もちろん薬局内には虫は飛んでいないのでご安心してご来局ください。